【Samidori Labo】iPadを活用したデジタル授業を開始しました
9割のアナログ保育と1割のデジタル保育
4月16日と 4月21日に、年長組4クラスを対象に、ITを活用して、子どもの感性を育む、新しい取り組みを始めました。㈱スマートエデュケーションとの産学共同の教育プログラムです。
早翠学園では『9割のアナログ保育と、1割のデジタル保育』を掲げ、これまでの幼児教育を、ITを活用してより幅の広いカリキュラムにしていきます。
第一回授業
今回の第一回目の授業では、導入編として、クラス全員でお絵描きのアプリケーションで遊びました。
2つのマルが書かれただけのキャンバスに、子どもたちに自由に絵を書いてもらいました。
「うーん…」と悩んでいた子どもたちでしたが、たくさんのアイデアを出して、様々なバリエーションの絵を書いてくれました。
子どもたちが書いた絵は、インターネットを利用してその場で共有され、他のおともだちがどんなアイデアを出したのかをその場でレビューしました。ひとつひとつの絵が書かれたプロセス(履歴)を見ることもできます。
教室内の子どもだけでなく、国外の、世界中の子どもたちがどのような絵を描いたのかもその場で見ることができます。(右の画像は長方形の枠線をお題にしたものです)
ICT活用教育の利点と欠点
デジタルデバイスを用いた教育には未だに批判も多く、お絵描きに関しても、本物の紙とクレヨンで絵を描く方が子どもの細かい表現を引き出すことができます。しかし、その一方でICTは、普段お絵描きに興味を示さない子どもの動機付けになったり、友達の描いた絵の軌跡や履歴を見たり、世界中の子どもが描いたアイデアをリアルタイムで共有できるという利点もあります。このように、早翠学園ではこれまでの9割のアナログ保育に、1割のデジタル保育を施して、子どもたちのより良い独創性を育んでいきたいと願っています。