成道会
さみどりレポート
今日は、御仏様がお悟りを開いた日、成道会です。
お寺の本堂にて、園長先生から御仏様のお話を聞き、一人ひとりろうそくに御光を灯してもらい、
御仏様のところまで持っていきます。そして静かに手を合わせました。
みんなが灯した御光のなか、御光について園長先生からお話を聞きました。
その後に、先生たちがする劇を楽しみました。お話は、「月へのぼったうさぎ」でした。
うさぎ、きつね、さる、くまの四匹が困っている人がいたら自分の食べ物を分けてあげようという話です。きつね、さる、くまは食べ物を見つけられますが、うさぎは食べ物を見つけられず、自分の体を差し出そうと考えました。そして、御仏様が老人の姿になり、動物たちを試そうと現れました。うさぎは、自分の体を差し出そうと火をおこし、その中に自ら飛び込みます。その勇敢な姿を見た御仏様は、元の姿に戻り、うさぎを助けます。「お前のその優しさを、世界中のひとたちに教えてあげたい」と、御仏様は天に昇る月にうさぎの姿を描きました。うさぎのように人に優しくする気持ちを忘れないようにしよう、というお話でした。
劇の後は、御仏様の気持ちに少しでも近づけるように赤と白のお饅頭をいただきました。赤いお饅頭には優しい心、白いお饅頭には強い心が込められています。
仏教の精神に触れ、強い心、優しい心の意味を知ることができた一日でした。